シャンプー選びは成分表示にこだわって
シャンプーの中でもおすすめなのは、「アミノ酸系洗浄剤」「ベタイン系洗浄剤」「両性界面活性剤」の系統で成分が配合されているシャンプーです。反対に避けた方がよいのは「硫酸系洗浄剤」として分類されている成分が配合されているものです。
具体的には、アミノ酸系やベタイン系の洗浄剤が配合されている場合、成分表示に「～ベタイン」「ココアンホ～」「ココイル～」「ラウロイル～」といった名称が記載されています。硫酸系洗浄剤の場合は「ラウリル硫酸ナトリウム」や「高級アルコール」といった記載があります。
現在小売店などで市販されているシャンプーのほとんどは硫酸系洗浄剤を配合したものです。反対に、ヘアサロンなど髪のプロが扱っている業務用のシャンプーのほとんどはアミノ酸系やベタイン系となっています。市販されているシャンプーの中でも、特に無添加や天然成分由来にこだわりがあるものの中には、硫酸系洗浄剤ではないものも含まれています。硫酸系洗浄剤のシャンプーは他の成分配合に比べて原価が格段に安いので、比較的安価なシャンプーの多くは硫酸系洗浄剤だと思った方がよいかもしれません。
また、育毛剤として販売されているシャンプーなども、頭皮環境の改善のため硫酸系洗浄剤を使わずに配合されています。硫酸系洗浄剤のシャンプーは頭皮に刺激を与え、水分を奪って髪質をぱさつかせるもとになってしまいます。肌の弱い人や髪質を改善したい人は、ぜひ成分表示にこだわってシャンプー選びをしてください。